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●キャラ解説
常にジェットコースター人生の我が道行く自由人。 子供時代から良くも悪くも波乱万丈な人生を歩んでいるが、一見キャラが「能天気であっけらかんとしたギャグ漫画キャラ」な為、そう言う経験をしているようには全く見られないw しかし「シビアで生真面目なキャラ」と言った対照的な性質もたしかに混在しており、それらを場面により、本人無意識にコロコロと切り替えている為、両極端な二面性を併せ持った性格と言える。 基本的には陽気な為、対人間では天然の愛想いいキャラと見られるが、一方では超現実視点で、物事に対し客観視しつつ裏表等を分析している面もある為、実は相当クールなのかと。(...分析力のある方にはそのように判断される) ...悪い言い方すれば、外っ面がいいのかもしれない...w しかし、世間の枠に囚われた価値感、型にはまった考え方が出来ない正直者の為、合理主義にはなりきれず...黙っていた方がいい自身の事も、余分に暴露してしまう事で損する事も度々あり。 それでも懲りず自由奔放・型破りに生きている為、痛い目にあう事も多々あったが、未だ懲りずに我が道行く能天気な自由人である。 ●人生経歴
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ホストと言う職業は、かなり身体を張るような内容の割には通常の収入は対した事なく、結局、指名ノルマにより変動するシステムなので、顧客を多数つけない限りは、まず儲からないと言った一獲千金業であると言える。
だからこそ、ホスト達の接客スタイルは、ほとんどが「色恋の駆け引き」であり、時には必要に応じて客と身体の関係さえも持ち、果てには、プライベートで付き合う関係になる事さえも仕事のうちと割り切る。
・・・そうしていかなければ、客を継続して店に通わせる事は難しい。
かなりの収入を得ているホストの場合、女性客と何股もかけて付き合い、プライベートの時間もほぼ毎日いずれかの女性客と共に過ごし(※No.1程になると、車にスーツを積み、あちこち女性客の所を泊り歩いていたりするので、殆ど自分のマンションに帰っていない等のパターンもある)それぞれの女性客に対し「お前は仕事と関係なく付き合っている本命の彼女である」と装う事で継続的に店に通わせている・・・と言うのが大抵のパターンである。
勿論、店側がそれを強制しているわけではないが、その中の世界にいる事により、そういったやり方を「方法論」という形で、自然に周りから学び伝授されていく事であり、また、ホストクラブのシステムの在り方的には、成績の悪いものは殆ど金にならない所か、より損できつい役回りになっていく事にもなるので、ホスト達は必死になって、自然とそのやり方を受け入れていく事で、そういうスタイルになっているとも言える。
一般の感覚であれば、当然、良識ある判断ではない所か、詐欺紛いの行為にも思え毛嫌いされがちだろう。
でも、これらは、ホストという仕事をしている立場の人間からすれば、あくまでも「お客が求めている事をサービスし、夢を売っている」という理論である事に他ならない。
こういった意識は、ホストとして入店した時から、他ホストや店側から徐々に教育されていく。
自分自身も「客に対して余分な感情を持たない事」「絶対に相手を可愛そうとは思うな」とはさんざん言われたものである。
「客はそれを求めて来ているのだから可愛そうではないのだ。言うなれば、ホストは相手の願う事を夢として見させているだけであり、その報酬に金を貰っているという事。それがホストの仕事である。」といった理論だ。
・・・そういう意識を徹底して持つように教育されていく。(実際、そう思わなければ仕事にならなくなる)
一方、ホストにどっぷりとハマる女性達のほとんどは「ホストと付き合う事が一種のステータス」と考えている女性や「自分の身体を売る仕事をする女達」が多い。特に風俗系の女性は超高収入の男性達と同じだけの羽振りをする為、ある意味、店やホストにとっては、かなりの上客である。
風俗の仕事をする女性達は職業的な影響か「人格や内面が形成されず、ただただ愛情に乏しくなる」と言った傾向がある。
その為、彼女達は、ホストの「表面上の魅力」そして「仕事上での女性サービスや駆け引きの言葉」を真に受けやすく、そして、ホストに金を落とす事が自身の愛の形だと思いがちだ。
そもそも、そうしなければ、自分の男(だと思っている)を、ライバルから奪えない。
具体的にいえば、指名が重なるような人気ホストになると、より大きい金を落とした客の席に長く常駐し、金をたくさん落としてくれる良客に対してプライベートサービスまでするわけだ。
指名したホストが別の客の指名を受け席から離れてしまうと、女性客は必死に自分の席に戻そうとし、高い酒を注文をする。それで更にホストに席を立たれてしまった片方の指名客は悔しがり、更に、指名ホストを自分の元に戻そうとして、より高い酒を注文する。
つまり、ホストクラブでホストを自分の席に常駐させ、果てには「お持ち帰り」する為には、そこに「どれだけの金を注ぎ込むか、と言った、客同士のオークション形式のような戦いの図式が毎晩自然に出来上がる。
そうやって、女性客同士がホストを巡って競争し、果てには一晩で数十万から数百万単位の金を落としていくのだ。
高額な注文が入った時等に、店やホスト達は、皆で合いの手等をして盛り上げ、金を出した客を中心に盛り上げる。
金を出した女性客は、ホスト達の中心になってちやほやされ、お姫様気分を味わう。更に目当てのホストからも、その時ばかりは愛の言葉を浴びせられ、いつになく過剰に優しくされ、そうやって他のライバルを出し抜き、目当てのホストを手に入れたと言う「恋の勝者」の気分を味わうわけだ。
一方、本命ホストを奪い合い敗北した側は、一晩に多額の金を散らした挙句、朝方の歌舞伎町を、泥酔し一人トボトボと寂しげに去っていく・・・・。若い女性でありながら、なんとも虚しくみじめな光景だ。
しかし、それがホストクラブにハマり金を使い込む女達の実態であり、毎夜のホストクラブの真実の光景である。
ちなみに、そういった場面で常にホストが双方の女性客にしている会話は、ホストクラブでは当たり前のように使われている「色恋の駆け引き手法」でもある。
例えば、他の女性客から指名がかかった時「本当はお前の所に居たいのだけど、仕事だからあっちにいかなければならない、あの客はしつこいから本当は嫌なんだ」等と言い「お前だけに常に本心を語っている、頼っている、お前だけは仕事で対応していない」等といった態度や言葉を駆使する。
その上で女性側の「この人を私が助けてあげたい」や「だったら余計に行かせたくない」という気持ちをつつき、引っ張りだすわけである。(あくまでも一例である)
ちなみに、ホストが女性客にプライベートの時間を使うといっても、それは、普通の男性が自分の彼女に会う時のように「自分が会いたい」とか「相手の気持ちを満たしてあげよう」といった感情や目的で会うのではない。
ホストの目的はあくまでも店に来てもらう為のサービスの範囲である。
優しくし、満足させ、プライベートサービスをするのは「相手の感情を見積もった上で、さじ加減を計算し、相手が店に通ってまでも自分に会いに来たくさせる気持ちを盛り上げる為」の演出に過ぎない。
だからこそ、本当の意味で、100%満足させる事は決してない。
そういった「愛情演出のさじ加減(駆け引き)」というのは、女性によって様々である為、ホストは即座にそれを見分け使い分けている。人気のあるホスト程、そういった女性のタイプや心理を女性以上に知っていて、よく研究しているのだ。
自分がいた時に、先輩ホスト達が言っていたものだ。
「美人は10回中8割優しくしてないと来なくなるから客として引っ張るのはめんどくさいよ。見た目に自信がない女の方が、10回中、1回か2回優しくしておくだけで引っ張れるから楽だし、その分、たくさん抱えられやすい。」と。
「ソープの女は毎日男に体を売ってる分、ホストにすぐ体の関係を求めてきやすい。しかもセックスが仕事な分、まずは身体の関係を持たないと感情が入らない所あるから、ソープの女はまずは寝ないと引っ張れないよ。でもナンバー目指したいなら、ソープ嬢の方が圧倒的に金持ってるから、ソープ嬢の客つけて行ったほうが近道。」等。
これらは一部だが、とにかく、これらはホストの裏側の計算と本音の言葉である。
結局、そこまでの金を注ぎ込む客というのは、それだけ金を稼いでいる客というのは前提であるが、でも、そういう客であっても、その場限りになってしまっては、ホストの方には対した金ははいってこないので、継続させて指名を貰っていき、店に通って貰わなければ、そうそう儲からない。
だから、その為には「自分に惚れ込ませる事」というのが必須になっていく。
そして、そういう客を多数掴んでいく事が、ホストのビジネスであり一攫千金への道なのである。
しかし、そういう客を数多く持てば持っていくほど、「心が入っているわけではない女性達」に対し精神的なサービスをし続ける時間は増え、24時間、毎日、自分を演出し続けて行かなければならなくなる。
そういう意味でいえば、稼いでいるホストの「女性心を掴むサービス精神の努力」は相当なものであると言える。
常に、女性観点の上で自分を魅せる事や振る舞う事を意識し、更に、女性心を掴む言葉や細かい気配り、優しさと冷たさ(アメとムチ)を使い分けるといった、女性の心を引っ張る為の駆け引き等を常に無意識に計算し見積もっている。
俳優のような演技力や役作りという能力も必要であると思うし、相手の求めているものを即座に読む洞察力、女性心理を理解し巧みに操る能力、言葉の起用さや回転の良さ等も必要であると言える。
ホストは普通の男性のように、女性に対し楽んで接しているわけではない。
(...そういう仕事をしていれば、大抵は、そのうち楽しめなくはなるだろう)
そういった事を常に意識し、神経をすり減らし、対応しているのだ。
でも、あくまでもそれはビジネス(金)の為である。
相手に感情があるように見せているのが仕事の一貫であっても、でも裏側では絶対に感情は開いて接していない。
そうしてはならないというのが鉄則である。
ある意味、ホストという職業は、自分の心と精神と身体的なものもすり減らす仕事であると言えよう。
それでもホストという仕事にやりがいを持って稼いでいる者は、普通の社会で野心や成功を抱いて、仕事に没頭している男性達と同じであると言える。
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