★ゆいスクリプト-チェック

2016/12/21

とりあえずは一件落着。<土曜日の流れ>

Category:[ホステス日記(旧)]

さて次の日の土曜日。

先日から、なんだかいろいろ考えてて寝不足気味で出勤。
更衣室で着替えていたら...

ふと、ドレスが一着なくなっている亊に気づいた。
ピンク色のふんわりした結婚式で着るようなお姫様系ドレスだ。

....というか、最近ではない。
よくよく考えれば、ずっと見ていなかった。
いつから無くなったのか....よくよく考えてみると
よっちゃんが来てた夏頃はあったと思う。
そして、秋頃には、すでにハンガーの並びに見なかったような気がする。

....そしてまた、ふと気がついた。
その頃は、若い子達がゾロゾロ入ってきた頃だ....
そしてアタシの頭には「スミレちゃん」がパッと浮かんだ。

(過去ブログ参照。
ガラの悪い若い客達を呼んで態度がすごく悪かった子)

そもそもアタシのドレスは細身なので、
お店で着れるようなスタイルの子はあまりいない。
というか、今でも、お店に来てる子が盗むのは有り得ない。

あんなドレス普段では着れないデザインなので店で着るしかないからだ。
つまり盗んだって今の店では着れるはずもない。

そして、スミレちゃんは当時お店を掛け持ちしていた。
この店と別の店。

更に、彼女はスタイルがかなり細身だ。
そして、彼女は一度、アタシが持っているドレスと
全く同じ色とデザインのドレスを着ていたことがある。
(アタシがたまに買うネットの店のオリジナル
デザインなので、恐らくそこで買ったんだろう)
つまり、趣味が似ている・・・という亊だ。

まぁ、考えすぎなのかもしれない...と思ったけど。
そもそも、セールで2000円くらいで買ったドレスで、
結構きつめだったんで、殆ど着なかったし、
別にいいや...って感じなんだけど。

だけど、それよりも、ふとアタシの脳裏によぎったのは。



....過去の苦い思い出。
ブログの「キャバ嬢の本音」の1部にあるように、
アタシは、酷いママのスナックで2ヶ月程働いてた亊がある。
(給料が出るまで居なければいけないハメになったので2ヶ月)

最終的に、あまりにひどい所だと怒りを感じて、
もう絶対嫌だ、こんな所早く辞めてやる!!!!
と内心怒り沸騰だった頃に・・・盗難があったのだ。

アタシの財布から1万円が抜かれていた。

その店は貴重品管理をしてない為、女の子の荷物置き場に
そのまま財布が置かれている状態だった。

しかも、この時の状況は、うまい亊言われて、
なぁなぁのうちにまんまと店で働くことになった挙句、
給料や出勤時間日数は最初と言った亊と全然違うわけ。
しかも、他の子と同等の安い賃金で、チイママの
仕事範囲の事までしらんぷりして、ママに仕事を投げられ、
更に、ママの女の子達へのパワハラモラハラが酷い環境だった。

ま、アタシの亊だからシレッと正論言い返してはいたけど、
もうこのババァの亊といったら、なに行っても聞く耳持たず。
返す言葉は
「だってそんなの私知らないもの」
「だってそういったってそんなのわかんないでしょう」
というような、いわば、我侭な子供ばりの返答。

その割にブラックシステムの構築には、
やたら頭が長けてる雌狸女である。
(見た目は、くたびれたお化けみたいな派手なおばはん)

しかも、後月毎の給料払いシステムだったので、
給料を払ってもらえなかったら困ると思い、言いたいことも
全て言えず、さんざんひどい仕打ちを受けていた。

....その挙句、一万円の盗難にあう。
ブチ切れものですよ、ほんまに。

その時アタシは、これ絶対ママの事だからに言っても、
とりあってくれないだろうと踏んだので、ブチ切れた挙句、
戦略書いて、まず警察に通報してやったのだ。

まぁ、当然、警察は
「最初に警察の手が入るとお店を取り調べする亊に
なるから、まずはママさんに話した方がいい」
と。

....そう言われるのは、当然わかってたわ。
アタシには、あえてその手順をとる亊が重要だった。
つまり、アタシの狙いは、被害届という形で、
一旦警察に通報している事実が欲しかっただけ。

その上でしらばっくれて、その後にママに電話したわけよ。
「なんか〜ぁ( ´Д`)
 お金が盗まれたんですよぉ〜( ´Д`)
 それでぇ〜警察に電話したらぁ〜、まずママに言って
 対処して貰いなさいって言われたのでぇ〜( ´Д`)」
みたいなw

夜系経営者の立場からすりゃ当然、
騒ぎにされるのは困る部分もある。

だから無理やりでも対応するだろうと思ったわけ。

その時のママは、今までなかったように
愕然として何か落ち込んでたのか、
途端にいい人のような人格になってたわw
電話口でぼそぼそと落ち込んだように
「....今までそんな亊一度もなかったのよね...(滅)
 そういえば、今、入ってきたばかりの子がいるのよ...
 アタシはその子が怪しいと思ってるんだけど....
 もしもその子が来週出てこなかったから、
 多分その子だと思うから、そうしたら、
 アタシ、あんたに一万円を払うわ」
と。

....しかし、次の日、店にいってみたら。

なんだかチーフ(ママの犬である女の子)とママ達が
ガタガタと、女の子達の荷物置き場の引越しをしていた。
アタシは、もしかしたら、警察が来たら貴重品管理について
突っ込まれるとマズイと思ったから、急にそのへんを
徹底しはじめたんじゃないか....と睨んだわ。

...しかもハラたったのが。

そのママの犬であるチーフの女
(洗い物とかのみやってるババァ。ママが見てる以外は殆ど仕事しない)
がアタシに
「みらいちゃん!
 なんで警察に通報なんてしたの!
 そんな亊したら、店に迷惑がかかるじゃない!」
だとw

....その店の女の子達はさァw
まぁ、年増も若い子もいたけど、皆地味で
パッとしない子ばっかりで、しかも、大抵が、
ママにさんざモラハラされてるから、ママにビクビクしてて、
オドオドして自信なくしちゃってて洗脳されてるか、
中には犬に成り下がってる女がいるわけよ。

とにかく、あまりにも頭が悪い子達が多かったし、
雰囲気も思いっきり枯れてたし、気弱で、
とにかくママが女王だったわ。

そして、恐らくママが、このチーフの女に
アタシの亊をこの女に吹き込んだんだろう。
なんかそうやって息巻いて文句言ってきたわけ。

アタシも、あまりの頭の悪さにイラつくよりも、
意味わかんない的な感じしかなかったんで、
なにいってんだろう、この女....
とか思ったけど、アタシもスットボケて
「だって....
お金盗まれたら警察に言って何が悪いんですか?」
と言ったら、その女が息巻いて
「そういったって・・・・
 みらいちゃんは一体何がしたいの?!!!」
とか。

そんでアタシは
「....は???? いやぁ〜....(呆)
アタシは単に、盗んだ人に自分のお金返してもらいたいだけですねぇ...。」
とか言ったら、その女、急に何か哀れんだようにというか、納得したように
「......ぁあ〜^^;」
とか。

....っていうか.....
意味わかんないというか、すんごく頭悪いと思わない?ww
なんかこの店の子達、殆どがおかしかったっていうか、
もうね、なんかママに洗脳されちゃってんのよw

だから女の子がなんか皆、
ひどく枯れ果ててる感ありありだったのよねw

....これだから場末のスナックはw


....ま、この話は書くと長くなるので、この辺で省略するけど。

そんでも、その後はママが、アタシがバカじゃないと気づいたようで、
アタシがフツーに何か言うと、別にそんな話は何も言ってないのに
「うちの店はちゃんと労基の人に入ってもらってどうこうなのよ!」
とか
「アタシはちゃんとお金はあげるわよ!」
とか、なんか被害妄想じみた亊ばっか言うようになったけどw

....いや、あの店は酷かったわ....ママの人格が。

....この頃、客にもよく頻繁に言われてたわ。
「なんでこんな店にいるの?^^;」
「アンタだったら、もっといい店入れると思うよ?^^;」
「駅周りのキャバとかでも全然イケると思うよ?^^;」
とか。さんざん言われてた。

...ぇえ、10数年ぶりにお水復帰したばかりで、
右も左も、今時のお水情勢さえも解らないまま、軽いバイト感覚で、
単に通いやすいからって近所のスナックを選んでしまったけど、
それで、まんまといいこと言われて入れられちゃって、更に、
給料システムの罠にハマっちゃって、すぐ辞められない状態になっちゃってますが....
勿論、もうすぐ辞めてやりますからッw
....とか心の中で呟いてたけどw

ちなみに、今でも、あれから数年、ずっと一年中、
その店はひたすら女の子の募集を続けているけどねw
「悪質店、ご注意!」
って、名前書いてさらしてやりたいくらいだわw





ま、思わず、過去のネタみたいな感じで語っちゃったけどw
話題現代に戻しますわw

....盗難。
それで、アタシもそんな過去のトラウマが彷彿してきて思ったわけ。

ぁあ...そういうパターンになってくると、やっぱり
いよいよこの店も辞めた方がいい信号なのかもな...と。



その前にも、その日は、いつもの通勤のバスに
乗った時も過去の事を思い出す出来事があった。....

途中、バスに乗ってきた男性が・・・・
元彼にすごく似ていたのだ。
派手目で茶髪で小柄で...顔が真正面からはよく見えないけど、
横向きとかなんかそっくりなのよね....。

ジーとか見てると、変なふうに思われるので、視界の狭間に
チラ見してたけど「えっ?えっ?」って感じでビックリしたわ...

けど、元彼が、今の時間にこんな場所からバスに乗ってくるはずもないし、
ある時期から茶髪ではなくなったはずだし、その男性はもっと若い年齢な感じだし...
しかも元彼だったら、絶対アタシの方チラ見して気にするはずだし、
向こうは、なんら気にしてない様子だし...

まぁ、70%違うだろう...って思ったけど。

しかし、顔は見えないけど、かなり似てるんで、まさか...と思って、
何度も顔確認しようと、横目にチラチラ見てたけど。
でも、顔どんなだっけ?こんなだっけ?って感じで....
もう記憶がおぼろげになっているんだな....と感じたわ。

そんで、その時のアタシは、なんか元彼と
付き合ってた頃に、時間が引き戻された感じになってた。

それで思った。
当時は、今の店に通いながらも、こんなに店の亊なんて考えなかったな...と。

だからいろんな矛盾点があっても、深く考えずにいたんだろう。
つまり、あの頃は完全なバイト感覚だったんだろうと。
いやでも、入ったばかりの頃は頑張ろうとしていた。
指名客もコツコツ構築していっていた。

けど、アタシが今の店に入ってから、しばらくして...
元彼と付き合ってから、仕事に本気ではなくなった。

ずっとバイト感覚でいたのは、頭の中は、
常に元彼との日常の亊がメインだったからだ。

でも、元彼の事で、ものすごく嫌な思いして傷ついたり、
悩んだりした時は、この店の空間がアタシの居場所だった。

この店でとても楽しい亊があったり、人間味に触れる亊があると、
ものすごく暖かい気持ちになったりして、そのたび、
本当は元彼とは何か違うんじゃないか...とか思ったりした。

アタシの中で、元彼の亊が駄目だな...と思った時は、
この店と仕事が自分のより所だった。
でも、元彼の亊がうまくいってると、
仕事よりも元彼との時間が自分の人生だった。


.....アタシは、きっと、何処かに自分の居場所を探してるんだろうな...と。
.....けど、人って案外、皆そんなものなのかもしれないな....と。

そして、生きている以上、ずっとそんな亊を
繰り返していくんだろうなと....。

元彼とよく似た男性を尻目にアタシは、そんなふうに考えてた。

それと同時に、元彼と付き合ってた頃の感覚に時間が引き戻れてて、
「そうなのか?そうじゃない?でも似てる...」
とか思いながら、かなりドキドキしてたけど、でも、何処かでは、
嫌だ、違って欲しい、もう時間を引き戻されたくない.....
とも思っている自分も居た。

...本当に好きとかじゃないんだ。アタシは幻想を見ているだけだと。
ただアタシは、キャバクラで知り合った、軽くて浅い関係、
リアルまで引っ張っている恋愛ごっこの引き続き...
そんな幻想を見ていたかっただけなんだと。
(元彼自体が、深くないので、本人自覚せず、それ以上
深い信頼関係には発展しないと何処かで思っていたから)

あの頃も、そうやって自分に言い聞かせ続けて、最後には振り切った。
....だから、もう戻りたくない。

アタシは、自分が一番頭が冴えて考えられる、現実に生きる事を選んだ。

駅に着く手前のバス停で、その男性は降りた。
その時に、「あ...やっぱり違うな....」と思って、
途端にアタシの周りの空気感が元に戻った。

....時間が現在に戻って来たという感じか。


...関係ない話のように思うけど。
何故かこの日は、こんなふうに、過去に引き戻されて考えさせられる
小さな出来亊が偶然に重なっているように思えたのだ。




....そして出勤後。

ドレスが盗まれた亊に気がつき、
店に入ってから、店長に、その亊を話した。
(店長とは、表向きいつもの様子では話せるけど、
以前のように心は開いてない状態で、表面的な
接客時の笑顔で話している....といった感じ)

アタシも笑いながら話してたけど、店長は別に
イヤミな様子でもない感じだけど、一緒になって笑いながら
「そうなんだ、あの若い子達かな〜」
くらいでなんら問題としては取り合ってなかった。

....まぁ、店長に自分の責任意識なんてもうサラサラ期待してはいないけど。


この日は、かなり店が混んでいて、女の子達も多数出勤していた。
だけど、よっちゃんも来ず、他の指名客さんも誰も来ず、
アタシは、単にフリーについてまわっていた。

...辞めると心に決めたけど、この時、仕事しながらずっと考えてたわ....

....自分の感情が、何かおかしい。

これはなんだろう。
心が重い....酷く悲しい。
これは、失いつつあるものへの未練?喪失感?怒り?

アタシはどうしたいんだろう。一体何がしたいんだろう。
アタシは、一体何に依存してるんだろう?

....この店? ...違う。

アタシが依存しているのは「楽しかった思い出」だ。

それは、仲良かった女の子達。
楽しく飲めた 指名客さん達。

いや....でも、人間自体に依存しているんではない。
アタシが、楽しかったと思えた人達との時間や空間が名残惜しいのだ。

...そう考えてた時、アタシは思ったんだわ。

あー...アタシは、この仕事自体が好きなのかもな〜....と。

でも、だからこそ、それはまた作れる、何処かで。
店が変わっても、何処かでまた、違う形で構築出来る。

だから、今の店への未練は捨てなきゃいけない。

....そんなふうに考えていた土曜日だった。




そして、帰りの送りは部長だった。

部長にもドレスが盗まれた話をして、アタシが、
「まぁ、決め付けるわけじゃないですけど....
一時若い子達が入ってきたから、その子達じゃないかなーとか思って」
と話したら、部長は
「ぇえ〜っ?! .....ぁあそう〜....(汗)その話店長にした?」
と。

....部長はマトモだ^^;
その件を問題視している。
(そりゃそうだ...店の物品管理問題だからね...)

だからアタシもシレッと「しましたよ」と言ったけど。


その話と別に、クリスマスのパー券の話になって...
先日の店長の送りの時にも、店長にパー券の話して、
パー券は、当日の時は買えないのか?(よっちゃんが言ってた)
と聞いたら、なんだかモニャモニャ言ってきて
「当日だと買っても優先順位があるから。
もし優先のお客さんがいたら、そっちに優先されちゃうから、
もしかしたら、よっちゃんは入れなくなる
恐れがあるかもしれないから」
みたいな亊言っていた。

アタシはその時
「今クリスマスなんて客来ないし、そんな混まないだろ・・・」
とか思ったんだけどね。
なんで、すぐ、そういう融通きかせないような亊ばっかいうのかな〜とか思ったわ。

それで、アタシも部長に
「パー券って当日じゃだめなんですかね。
 店長がこういってて・・・」
とか言ったら
「いや、別に昔はそうだったけど、今はそんな混まないからね〜...
 別に平気なんだけどね〜(汗)」
とか言ってるので、アタシが
「本当はよっちゃんも今日くるとか言ってたんですけど...
 パー券の話したら、なんか店長が融通効かせない事に感づいて、
 それで不貞腐れて来なかったんじゃないかと思って・・・。
(実際、ラインでそういう流れがあった)
実を言うと、夏の件からずっと、よっちゃんが
店長の亊を嫌っちゃってて、アタシも前々から
店長とよっちゃんの間に挟まれて、
めっっっっっっちゃ疲れてるんですよね...( ´Д`)
まぁ、だからそういった亊も含めて、
お話があるとか言ってたんですけど...」
とかブツブツ言ったら、部長が
「あ〜....まぁ、そういうの言ってくれればさ、
 部長が、店長との間に入ってうまく言ってあげるからさ〜(汗)
 もしだったら明日でもね」
とか言ったから
「そうですね・・・^^;
 まぁ、お時間がある時にでも本当お願いします」
と。

....そんな話をして、土曜は終了したわ。

posted at 2016/12/21 5:06:42 | lastupdate at 2017/05/29 18:46:59

 


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