★ゆいスクリプト-チェック

2016/04/21

回想は続く・・・・自己愛性人格障害について。

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前記事にも書いたけど、
「自分の中の怒りを正しいほうへ向けなければ、
 全ての男性に八つ当たり意識が出てしまう」
との事で、ツラツラと思うまま、ここの所色々書いてたお陰か・・・。

最近は自分の中の怒りは収まったけど。。。
今度は、アタシの脳ミソは、状況整理がはじまっているらしいw
(脳というより、心かw)

去年の7月から始まり、今年の3月までの約8ヶ月間・・・。
その間の自分の今回の体験について、自分の心の整理する為、
ちょっとしばらくは色々書いて吐き出していくかと思いますが・・・。

....お見苦しい内容があったら、ごめんなさい^^;

ま、どっちかというと、こういうのは女性向け記事なんだけどね。
(友達とか、ネットの知り合いの女性とかが、結構読んでくれてるみたいなんで)
男性には、キツい部分あると思うんでwww


「自己愛性パーソナル障害」という事については・・・
去年の12月か、今年の1月くらいかなぁ・・・・
元彼に心理学の説明と、文献等を見せつつ、指摘した事があり。
本人は、20代だかの頃の出来事(詳しくは語らなかった)で、
自分は他と違うのかも・・・と漠然と思った事があるらしく。
そんなふうに思い当たる節があるという事で、少し自覚して、落ち込んでいた事があった。

なので、アタシも、
「アタシは医者ではないから、重度なのか軽度なのかは解らないし、
 病名をつけられる程のものかどうなのかも、なんとも言えない」
とか
「何にしても、自覚するというのは必要でいい事だから、それで一緒に考えていこう」
とか、いろいろ言ったんだけど・・・。

その後にまた何かで大喧嘩して、アタシが
「同じ事の繰り返しじゃんよ!!!!」
と言ってたら
「俺だって我慢してるし、考えてるし、以前よりはいろんな事直ってきてるはず!!!」
と主張していた。

たしかにそうではあったけど・・・
それは表面的な事に過ぎなくて・・・・

たしかに怒鳴る頻度は少なくなっていた。
だけど、根本は変わってないと思った。

それより、その頃は、なんとなく何か
「その場だけ取り繕えばいいと思っているんじゃないか」
という、ズルい意識さえも、垣間みえてきて....

例えば、泣きいれて誤ってきている時も、演技じみた部分が垣間見えたり。
(つまり、そうすればまたアタシが許してくれるという感じで、本気で泣いてない感じがした)
本人の自覚ない発言から、人を都合いいように動かそうとしている発言が垣間見えたり。

最初の頃は何か本人もそれなりに、頑張ろうとはしていた感じはあった。
だけど、この頃から、そんな感じが垣間見えてきていて・・・

というより、最初からそうだったのかもしれないし、
それは、傷つけあった果てに、アタシが冷めてきて、
相手を冷静に見れるようになったから、それが見えるようになったのか・・・

それとも、傷つけあった果てに、向こうも冷めてきたから、
「もういいや」という感じで、そうなっちゃったのか・・・

....それは解らない。

けど、言えるのは、どっちにしろ、そういう相手なら、
時間をかけた馴れ合いの果てには、結局は、
もっと酷い事になるんだろうな....と。
やっぱりな・・・・と、確信してきたわけ。

やはり、根っこの問題は変わらないんだなと。

そして、また1月か2月くらいに一度、大喧嘩して別れた。
この頃の事は、以前に「別れた」としてブログに出した記事の出来事かな。

この時アタシが元彼が「自己愛性人格障害」かもしれない
という話をブログに公開していた。

けど、もう別れたから...といって、全てその記事を引っ込めた。

アタシは医者ではないから、本当にそうなのか解らないし、
ある意味、違っていたら、人格否定になると思ったからだ。

その後、自分でも元彼の人格について、謎過ぎて、
どうしても納得出来なくて、ネットでそういった関連の記事をググっていた。

元彼は、もしかしたら単に性格が悪いだけで、
間違った判断だったんじゃないか?と、思っていたからだ。

それで、一つの記事を見つけた。
それは、「こいつは自己愛性人格障害だ」という感じで、
こういう嫌われ者のヤツはどう接したらいいのか、という感じの記事だった。
それの返答に、現在、精神病院で勤務しているという方が書き込みがあった。

そこには、
"自己愛性人格障害という病名をつけられた方を、見たことはない”

と書いてあって、更に、

“パーソナリティ障害、と同じ意味の英語にぼかす医師もいました。
正直、ネットで他人に向かってそういう人を見て驚いています。
現場ですらつかわないのに。

実際の患者さんを見ると、そのことば自体、違和感のある病名です。
ニンゲンやめろ、といっているかのように差別的ですから、
おそらく精神分裂病、精神薄弱者と同様、
将来消えていくことばでしょう。とにかく実態と合わないからです。

私が「素人が診断名を口にしないで」と書き込んでいるのは、
その診断名をつけられているのは、本人も生活や
人生に支障をきたして苦しんでいる方であって、
本人が困っておらず、自分なりに人生を歩まれている場合
診断名をつける必要はないからです。”

...と書いてあったわけ。

それで、アタシも「たしかにそうかもしれない」と思ったわけ。
医者でもなんでもないアタシが、元彼をそうだと決め付けるのはどうかと。
(過去ブログでも"かもしれない"とは書いたけど、決め付けた言語は使ってなかったけどね。
 私的には、絶対そういう気がするとは思ってたけど)

というより、アタシは元彼に、そうかもしれないと自覚させ、
付き合ってるうちは「一緒に考えて行こう」とはいったけど、
結局、そこに責任をもてないまま、別れたわけだから、
そこに罪悪感を覚えたんだと思う。

それで、それについては、謝罪しようと、その時、こっちからメールをして、
「ごめんなさい」
と誤って、上記の事を伝えた。

実際、アタシが調べた上でも、自己愛性パーソナル障害というのは、
医師でも判断出来る人は少ないらしい。

更に、判断出来ても、直ることは殆どないそうだ。
....というより、自己愛性人格障害者の性質上、その時により、
担当医を裏切ったり、罵倒したり、かと思えば、また信頼してきたりと、曖昧なので、
そういった医師が何十人も関わっていかないと、医師さえも対応しきれないらしい。
つまり「プロの医師でも扱いきれない」らしいという事。

自己愛性人格障害者は、育った過程で、
極度な劣等感をつけてしまっている為、人からしたら
なんでそんな事くらいという事さえも傷つくわけ。
だから、自分をすごい人物のように思い込んで、
極度な現実逃避をしていないと自分を保てないわけ。
そのせいで他人を苦しめてしまい、それさえも自己逃避する為、
他者の気持ちを理解する余裕がないのだ。
(つまり人を愛せないというのは、自分を本当に愛せてないから、
人を愛する余裕がないという事)

だから自己愛性人格障害の人は、
自分の本当の姿を自覚する事は、ものすごく苦しいのだ。
つまり、自分を自覚して治そうとする事は、相当な精神的苦しみを伴うわけ。
(勿論、人からすれば、なんでそんなことくらい・・・というのが、本人には耐え切れない)

結局それで、性質上、対人関係がうまくいかない障害だからこそ、
医師さえもまいってしまうほどなのだ。
だから、直らないというより、直せる医師が少ないという事なんだろうと。

だから、一生逃避して生きる方がまだ幸せなのかもしれないとも言える。
幸せというか、それで、誰も周りにいなくなる人生ではあるんだけど。
なので、ものすごく可愛そうな人間でもあるわけ。

元彼がそうなのかどうかはわからない。
けど、そう思わせて、「無理」と思って中途半端に放棄した事で、
自分で罪悪感を抱いたから、謝罪しようと思ったわけ。

元彼には上記の掲示板の記事を見せて、
「自己愛性パーソナリティー障害は医師でも判断が難しく、病名をつけられるものではない」
「つまり、現状は、医学会でも正式に病気として確定できない、曖昧なものらしい」
「本人が自覚がない場合は、病名はつけられないもの」
(ネット上の情報の上でのアタシの認識)
という事を説明して、


「○○くんがこれから先、自分がそうなのかもしれない・・・
と思って生きていってしまう事に責任を感じたので、それに関しては謝罪します。
ごめんなさい...ごめんね。」

という事を書いてメールしたわけ。

(以下、メール文章そのまんま引用)

そうしたら返信が来て
「・・・もう手遅れですよ。病院通ってますよ。」

と。

その様子で、アタシが思ったのは
"まぁた そうやってこっちが謝罪してる事をいい事に、
 人に罪悪感植え付けてようとして・・・逆恨みしてやがるな・・・"
と思いつつ、

「そうですか。
余り深い事は聞かないけど。
でも、それならそれで自分の為にもなる事でしょうし、
キチンとした診断して貰えるだろうから「手遅れ」って事はないかと思いますけど....。
鬱にしろ何にしろ、ちゃんと病院行ってカウンセリング受けて頑張って通院するといいと思います。」

と返答したら。

元彼が
「貴方の言った一言で病院行ってるんですけど…………」

と。

アタシが悪いみたいな、被害者意識出たよ・・・と思いつつ、
アタシもちょっとイラついて以下のように返信。

「...というか、○○さん(別れたので苗字呼びw)は、私にどうして欲しいんですか?
私の一言で・・・といっても、何の事かハッキリ解りませんが、
私は病名を断言したわけではないし、そうなんじゃないか?という事はたしかに言ってましたが。

でも、私が病院に行けと強要したわけでもなく、それは自分の意志で行った事でしょう?
そもそも、病院に行くのは、直したいから行ってるんじゃないんですか?

以前、一度別れてまた付き合った時、○○さんが「病院行く」と
自分で言ってた事ありましたが(たしか酔ってた時だったかどうかは不明)
その時は、私も「行ったほうがいいよ」とは言いましたけどね。

それは、私も病気なのか、どうなのかというのをハッキリさせたかったからです。
そうならそうで、一緒にそれを考えて行こうと思ってたからです。(その時は)

もしも、そういった病気だとすれば、自分が自覚して
自分の意志で直そうとして病院に行くのが一番なんですよ。
例えば夫婦であれば、一緒にカウンセリングを受けて、
対処の仕方を一緒に相談したりとかしている方達もたくさんいますし。

でも、それが、どうなのか解らなければ、今までの○○さんの
数々の言動や行動をどう捉えて、どう対処していいか解りませんから。

逆の立場で考えればそうだと思いませんか?
もし私が○○さんの立場で、○○さんが、
その事に悩まされている側だとすれば、
私が病気だからそうなってしまうのか、
それともなんなのか?って色々考えませんか?

もし本当に病気だとするなら、それは病気だからと
思える分、人は対処も変わるし判断も変わります。
周りに公表したとしても、それならそうで、周りの人達にもまだ理解がある事かと思います。
例えば鬱とかだって診断書があれば、仕事だって病気と認められて休めるくらいですからね。

でも○○さんは、あの時、病院に行くといっても、結局行かなかったでしょう。
ちゃんと考えてるのかもどうなのかも解らないし。

私は、全ては本人の意思次第だと思っているので、無理じいしないスタイルなので。
何事も、自分が心からそう思わなければ、実際の行動には繋がってこないからです。

だから「病院に行かない=病気ではない」と判断すれば、
こちらも○○さんは一般の人だと思って対応します。
その上では、間違ってると思えば、間違ってると指摘するし、
怒鳴ればこちらも喧嘩体制になるし、そもそも、
私は自分の意思表示をしてるまでなので。

私は今まで一度だって、○○さんに行動を強要したことはないはずです。
逆に、こちらが強要されるような事を言われてきたから
(怒鳴って要求するというスタイルで)、それを嫌なら嫌で
断固拒否してるというスタイルをとっているだけです。
私は、全て相手の行動によって、自分がどう動いて、
どう対応するかを考えているだけですから。

○○さんとは私は考え方がだいぶ違うので、多分、
○○さんは、私を自分と同じような思考パターンで考えるから、
解らない上、いろんな誤解をしているだけかと思いますよ?」


・・・と返答したわけ。

したら
「そういう意味で言ったつもりじゃないですよ。
決して悪い意味ではないですよ。
いい意味と言う訳ではないですが、キッカケと言う意味です。
怒っている訳でもないし、酔っ払ってる、訳でもないし、呑んでません(笑)
良かったら、少し話しませんか?」

と。


・・・で、まぁ、このときは、電話で話して、
向こうも素直に話してて謝罪してて前向きだったので、
アタシもついついまたより戻っちゃったんだけどね。

今まじまじと見ると....
その時は「キッカケってなんだ?ま、いいや」くらいで深く考えてなかったけど、
より戻そうとしてるきっかけって意味か・・・そこまで深く考えて無かったわw

つまり、より戻そうとして、突っかかって来るようなメール書いたのか?
意味わからん・・・。

なんか元彼って人を試そうとして、何か言ってるよーな時とかあったからね〜
ほんっと、このアタシに....生意気なのよw


つか、実際フツーに話してると、一見は、社会的姿勢だったりもするのよ。
というより、一見チャラいからこそ、ふとした時に社会的態度すると、そのギャップで何か
「あ、見た目とは裏腹に、ちゃんとしてそうで、いい人なんじゃ?」
みたいに思っちゃうのかもしれんな〜....。

けど、垣間見える人には垣間見えるのかもしれないけど....。

本人なりの社会論も持ってるし、頭も悪くないというか、むしろいいんじゃないかとも思うわ。
女子に劣らず、あんだけペラペラと話すわけだからw頭の回転もものすごい早いしね。

ただ、変な所でものわかってないというか・・・・
だから、なんだろう...って思うつうか。

例えば、アタシに言い返されて詰まってくると、
「はぁ?」みたいなもう子供じみた返答しか言わなくなってきたり・・・。


一般社会論や、はたまた経営者論までも解ったような事は言ってるけど、
言ってる事に中身がないなって感じする事あって、もしかして、
自分で考えた事とか自分の経験ではなくて、どっかで誰かが言ってた事、
やってた事を、そのまんま言ってるだけなんじゃ....と思う事もあった。

...というのも。
元彼、実際見てない映画を、いかにも見たように言うのがうまくて、
本人さんざ映画の内容を事細かく、何処に見所があるみたいな事まで説明した挙句、
「・・・・とここまで言って、俺がその映画見たって思うでしょ〜www
 けど、実際見てないんだな〜これがwww」
とかドヤ的に言ってて、なんだか、レンタルショップでバイトしてた時、
内容見てなくても、周りに書いてある事で、中身をだいたい想像して
それで言ってるだけwww とか笑いにして自慢げに言ってた。

まぁ、たしかにそれも能力の一つではあるけど・・・・
そういう能力があるとすれば、例えば、実際に自分が経験・体験してない事でも、
他人の話だけ聞いて、いかにも自分が経験したように語る事もうまいんじゃねぇかな〜w
....と心で思ったわw

....そういう意味でね、頭はいいとは思ったわw



んで、まぁ、さっきの話の続きに戻るけど。
そのメールのやりとりの後に、よりが戻った後・・・・。

結局、メールのやりとりで、病院行ったとか言ってたけど。
それもどーも本当にいったんだかいってないんだか・・・・。

まぁ、自己愛なんたらとか話が出る全然前、付き合ったばっかりの頃かなぁ・・・・。
眠れないから精神科に行ったとは言ってた事あったけど、
その時は、鬱と神経症だかなんだかって診断されたって事はあったけどね。

ただ、この時は
「自分が自己愛性人格障害かどうか」
って事で行ったって話はしてたけど、なんか、
医者にもアタシが言ったような事いわれたとは言ってた。

つまり、自覚がないなら病名つけられないとかなんとかみたいな事。
ただ、アタシの話にとってつけた言ってた可能性もあるけどね。

まぁ、本当だとしても、アタシは、この辺のちっぽけな精神科や
クリニック辺りじゃ、そこまでの事は判断出来ないんじゃないかと思うし、
結局、医者も直せない病気だからっていう事で、
そういう診断は下さないって事なんじゃ・・・とは思ったけどね。

だからって元彼がそうだと決め付けるわけではないけど、
実際に、モラハラ行為はあったわけだし、ネットの様々な文献読んでも、
そういう障害持ってる人の傾向に、何から何まで、
あてはまりすぎるくらいあてはまってるからね・・・。
(重度か軽度かはおいておいても)

けど、本人その後は「俺は違う!」と言い出してたので、
アタシも、まぁ、そんなのアタシが考えても解ることじゃないし、
もしそうだったとしても、アタシには重過ぎる事だし、
だから、もうそこは考えまい....として、よりを戻したわけ。(その時はね)

....とゆーか「俺は違います」と言ってる事はさw
「人格的な病気だからそうなんじゃないか?
 と考慮して考えず、一般の人として対処すればいい」
って事でしょw

だから、アタシも「一般の男性」という所まで基準値上げて考えるようにしたわけよw

したら、アタシの中で、あれもだめーこれもだめー
こういうことさえもない!!!!という感じになってきてw

で、アタシの中でどんどん
「なんでこんな状態でむざむざ付き合ってなきゃいけないのか?」
「そもそも、付き合ってて思いっきりアタシ割が悪くねぇか?」
「だいたい始末悪い客レベルでしかないじゃん。
 いやむしろ、客の方がアタシに利益を与えてくれる分、まぁだいいわッ」
という感じになってきたwww しめしめとwwww

そんで一ヶ月前、なんかの拍子にアタシがブチ切れてw
そういった事と、更にキツい言葉を、そのまんま向こうに
メールでバチーン!!!!とぶつけて、完全に別れたとw

ま、なんていうか、アタシがもう限界だったのかな....。
なんかもう、この人には何も期待すまい・・・にはなってたし、
一緒にいても、以前みたいに楽しいって思えなくなってたしね〜。


んで、別れてから、元彼を一般の男として考えると、
ハッッッラたつわーーー!!!!
と思ってイライラしてたけど。

けど、この前の客に、なんか直感で異様さを感じ取って、
"・・・うわ!!!! こいつ、元彼と同じだ!!!!"
と思ってから・・・・

思い起こすと・・・・。
やっぱり、向こう何かおかしかったんじゃないかなぁ・・・
と思うわけよ。

そんで、色々とアタシも頭の中状況整理してるって事だと。
まぁ、自分を分析するとそんな感じなのよね....



以下、自己愛性パーソナリティー障害についての文献引用


自己愛性人格障害とは、他者に共感できないため
周囲との摩擦を起こしやすくなるパーソナリティ障害のことです。

職場でも家庭でも、なぜかいつも人とぶつかってばかりです。
本人は不満でいっぱいですが、周囲の人にも相当なストレスを与える存在になりがちです。
互いに相手の気持ちを理解し思いやることは、人間関係をうまく保つための基本です。
しかし、自己愛性人格障害の人は相手の気持ちを考えません。

当然、人間関係はうまくいかなくなります。
しかも、その結果自分が苦しい立場に追い込まれても、
なぜそうなるのか理解できていないことが多いです。

■職場での摩擦
上にはうまくとりいってそれなりに出世しても、多くの部下を
うつ状態に追い込んでしまい、結局は左遷されるパターンがよくあります。
部下の気持ちや事情を全く考えない→職場のメンタルヘルスを保てない

■夫婦間の摩擦
夫婦なのだから自分の気持ちを満足させるように振る舞うのが当然と、
相手に自分のやり方を押し付けるために夫婦関係は悪化しがちです。
妻/夫の気持ちなど全く考えない→夫婦関係が成り立たなくなる

他人の気持ちを思いやれず自分だけしか見えないので、
人間関係に問題が生じてしまいます。

これが、自己愛性人格障害の特徴です。

いつでも自分のことばかり、他者を本当の意味で愛することができません。
他者もまた自分と同じようにさまざまな感情や
考え方を持つ人間であると認めることができません。
強すぎる自己愛ゆえに対人関係に問題を抱えるようになってしまいます。
「自己愛」という言葉から、いわゆるナルシストが
連想されるかもしれませんが、ワンパターンではありません。

○尊大で傲慢で攻撃的です。常に注目の的であり続けようとします。
○自分のためなら他人を平気で利用できます。人の気持ちなどどうでもいいです。
○周囲の反応を気にしてオドオドします。できるだけ注目されないように振る舞います。
○馬鹿にされた、変に思われた、とすぐに傷つきます。




■自己愛性パーソナリティ障害

自分は他人よりも優れている、人とは違うと思い込み、
自分の能力を過大評価しています。ほめられたい、尊敬されたいという思いが強く、
自分のやったことを「すごいことだ」などと強調して周囲に話します。
自分の話に他人も同調してくれると思い込んでいるため、
ちょっとした批判や非難にあっても自尊心が強く傷つけられます。
その反面、他人の才能や業績は「たいしたことない」と過小評価し、批判的です。

また、自己愛性パーソナリティ障害の人は他人が自分をどう見ているかをとても気にします。
これを「他者評価への過敏性」といいます。
また、自分が特別であるという強烈な意識を持っています。
つまり、思い描いている理想が高く、自分の手柄を強調する傾向があります。
他人からの評価に敏感で賞賛されることを常に求めます。
他人は自分を賞賛するために存在していると考え、
誉めてくれる人とは機嫌よくつきあうことができます。

自慢話が多く、自分のミスや間違いを認めようとしません。
一方、他人に譲歩したりすることが苦手です。
注意されたり、否定されることは大嫌いです。
そして、コツコツと努力することをせず、一足飛びの成功を求めます。
また、一般に、他人に自分の話はよくしますが、人の話にはほとんど
関心を示さない傾向があり、周囲からは「傲慢な人」という印象をもたれます。
また、自分を無視されていることに対して異常な怒りをもって反応することがあります。
この怒りの程度は強烈で、時には殺人、傷害事件に至ることもあります。

自己愛性パーソナリティ障害の特徴はそれだけではありません。
実は、強い自尊心の裏に隠れた弱さこそが、彼らの「障害」といえます。
心の中で思い描いている理想の自分が崩れることを
自己愛性パーソナリティ障害の人は極度に恐れます。
それは自分の存在を真っ向から否定されることだからです。
したがって、周囲の反応を気にしてオドオドします。

うまくいかないと「自分には何のとりえも無い」と極端に落ち込みます。
怒りや喪失感を他人に向けて発散します。
「バカにされた。変に思われた」とすぐに傷つきます。

このように、他人より優れている自分と、まったくダメな自分、
この極端な2つのモードを行き来する二重構造が
自己愛性パーソナリティ障害の特徴であり問題です。

自己愛性パーソナリティ障害の原因は
子どもの頃の育ち方にその病因があると考えられています。
子どもの健全な自尊心は親に受け止められる安心感を土壌に育ちます。
父親や母親が「すごい、よく出来たね」と誉め、共感しあうことによって
子どもは自分自身を信頼し、「だいじょうぶ」という感覚を身につけながら育っていきます。
ところが、親が常に結果でしか子どもを評価です、失敗したときに
無視されたりすると共感性を得られず、失敗をなかったようにするようになります。

つまり、親の気に入るようにしないと愛されないと感じてしまうのです。
その結果、自分の力や価値観に自身を失い、他人の評価ばかりが気になるのです。
何年もたってから、このときの経験が障害となって現れます。

posted at 2016/04/21 16:13:24 | lastupdate at 2018/03/28 13:40:44

 


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