とにかく祖父は常に力づくでアタシを言う事を聞かせようとし、
アタシはそれに対してこれでもか!というように反抗していた。

時に、アタシが門限などの約束をやぶったり(守るわけもないw)、問題を起こした後、
自分の部屋に帰ると、自分の部屋の中のものが全て何もなくなっていて、
祖父が怒って会社の大型焼却炉で全部私物を燃やしてしまったいたり。

(まぁ、金がある家なんで、後で新しい必要なものは買ってもらえましたがね・・・
　そういう問題じゃない・・・思い出とか大切なものとか何も残らないわけですから)

はたまた得意の「家族会議」でアタシが反抗して祖父と揉み合いになった時、
祖父に命令された叔父などにも数人で押さえつけられ、
当時ポニーテールにしていた髪の毛を根元からブッツリと切られた事もありましたわ。
そういう事があるたび、アタシは「もうこんな家嫌だ!!!死んでやるー!!!!」とか騒いで、
自分の手首を切ったり、家出したりしていた。

祖父はいつも周りの人間を使ってアタシを連れ戻したり、
警察に捕まった時も保護しに行くのは親族。

そうやって周りは常に巻き込まれ、親族もうんざりしていたので、
アタシは常に「厄介者呼ばわり」でした。

でも、祖母は、たしかに祖父がやりすぎだという事は思っていて、
アタシが問題を起こして祖父とぶつかる度、間の立場に挟まれハラハラして泣き崩れ、
後に、アタシに
「みらい、おじいさんはね、アンタが可愛いから叩くのよ、憎いんじゃないのよ・・・
　おじいさんはね、子供に対して接し方を知らないだけなのよ。
　でも、あんたが可愛くて可愛くて仕方ないから叩くのよ、解って頂戴。」
とか言うんですが、当時のとんがってるアタシは
「かわいいんだったらなんであんな事すんだよ！
解かれったって、なんでアタシが我慢してなきゃいけねーんだっ!!!
だいたいてめーらもてめーらなんだよ！！！
どいつもこいつもジーサンに逆らえないで何でもかんでもヘェヘエ言う事ききやがってよ！
大体、金持ちだからってそんなにえれーのかよ!!!! 　弱虫！！！」
....と罵倒していた＾＾；

あの頃、イライラしていたアタシは、そんな祖母にまで
「うるせぇ！死ね！！！ババァ！」
等と罵倒していた・・・なんて罰当たりなｗ

その時の祖母は目に涙を貯めながら
「あんたの今の顔は悪魔のような顔をしてる」
と言ったりしてましたね...

一方、周りの友達は
「それじゃやだよねぇ!
もしアタシの家が金持ちだったとしても、そんな家だったら絶対嫌だよ!」
と言う子もいたけど、ある友達は
「でも大体、お前贅沢なんだよ。アタシなんてさぁ、うちが貧乏で苦労してんだよ。
お前なんていいじゃん。金持ちでさぁ」
と言う子もいた。

その「金持ちでいいよな」と言っていた子は、後々何かと
友達関係の中で、アタシを裏側でハメようとしたりとか色々あった。
でも、なんだかんだとアタシの前ではいい顔をしていて
「お前だけが本当の友達」と言ってくっついてきていたし、
アタシは10代ながらに
「アタシの事が表面だけ見てて羨ましいんだろう。
たしかにこいつは家がうちとは正反対で貧乏で苦労してるから可哀想なやつだな」
というのはどっかで思ってたので「友達関係」は数年来続いていた。

でも、祖母は
「アンタの友達の悪口言うつもりはないけど、あの子だけはアンタに合わない、
アンタの為にならないよ、付き合わないで欲しい」
とはよく言ってましたね。

その後、その子は17歳でヤクザと結婚しました。
それからは図太い純金ペンダントぶら下げて「やすもんだよw」と言ってひけらかしていたり、
18歳過ぎでは、ベンツ乗り回して羽振りきかせ、ヤクザの旦那の栄光をいい事に、
周りの男や友達にえばりまくったりしていた。
なので、当然、男にも女にも影では嫌われ者でした。

でも、裏では色んな店や商売を切り盛りさせられて苦労させられていて、
始終アタシに愚痴をいいまくっていて、25歳くらいの時に
「もう我慢出来ない、別れる」と言って、泣く泣く子供を置いて遠くに逃げた。
(親権の言い争いのようなものはあったらしいけど、ヤクザの旦那が渡すはずない)

その後、激怒したその子の旦那が、アタシが　かくまってると思って
押しかけてきたりして巻き込まれ、迷惑被ったりもした^^;
ま、彼女が逃げる時に連れてた犬を、一時アタシの所に預けてったり、
こっちで5万ほど餞別上げたりしてたのはたしかだけど。

その後、どこいったのかはアタシも知らない・・・
うわさだと、どっかの遠くの街でソープやってるとか噂聞いたけど。
彼女は、それ以来、生きてるのか死んでるのかも解らない...。
（今は、冷たいようだけど、会っても関わり合いたくないのは山々だけど＾＾；）

[続く]

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