...アタシは離婚後(2011年以降)、十数年ぶりにお水業界に出戻りキャバ嬢をやった。
...まずは、キャバクラに行く事になったきっかけから書いていこうと思う。

当時はちょうど離婚したばかりの時期だった。
【ブログ内記事】元旦那との離婚過程

それ以前に勤めていた家系経営のホテルの仕事では叔父が寮を貸してくれてたが、
ホテルを辞めた後、引っ越して今のマンションを借りたばかりの頃だった。
現在は相方と住んでるけど、当時は、まだ一人住まい。
離婚後しばらくの期間も、元旦那との様々なトラブルが続いていた事により
余分な出費が続き、今後の生活の事にあせっていたのもあって
時給が良く、手っ取り早くお金になる、お水の仕事の復帰を決めたわけです。

自分は、若い頃に17歳〜26歳くらいまでお水経験があり、
その業種も、コンパニオン・クラブ・スナック・パブ等...と経歴はありました。

26歳後の時代は、東京に出て行きましたが、
東京では、音楽の方面を目指していた為、
お水は短期のバイト程度で、あえて深入りせず、
そのまま、お水業界とは完全に遠のき音楽業界に居た。
なので、水商売は軽く10年以上のブランクがあった上で
お水の仕事に出戻る事になったわけです。

当然、水商売の感覚も全く忘れてしまっている上、当時とは相当時代も違う。
まぁ、芸能活動をしていたお陰で、見た目年齢はなんとか保っていたものの、
実年齢問われる部分は絶対にあるだろうなとは思ったので、
キャバクラは無理だろうと、最初はスナック選んで面接に行ったわけで。

しかし....
そのお店は、ママの性格にちょいと問題がある店だった^^;

それは最初の面接の時点で、なんとなく解った。
こちらはニコニコと愛想よく自己紹介し、社会的な態度をとっていたんですが。
自分の経歴を説明してる最中、突然ママの人格が変わったように、
威圧的な態度になり、今のお水業界はうんちく...みたいな話を、
目くじら立てて説教じみた感じで言い出した。

別に何か差し障る事を言った覚えもないのに突然、態度が豹変したんで、
アタシも "は?何この人怒ってんだろ...?^^;"と意味不明。
しかし、それで" ..ぁあ、要は、ダメって事なのね "と思ったので
もうサッサと帰ろうと思ってたら。

何故か突然またコロッと態度が変わり、機嫌よくニコニコとしはじめて、
今度は、こっちに、おべっかのような亊言ってきた。

その豹変ぶりに、こちらも　????　となって変なふうに意表をつかれ、
まだ返事もしてないうち、勝手に話を進めてシフトを組まれてしまった。
つまり、ママの変なペースに乗せられて、
流れに持ち込まれ働く設定にされてしまったという。

今思うと、あれ、計算された圧迫面接だったんだと思うわw


しかし、そんな流れだから、アタシも自宅に帰ってからモンモンとしていて、
どーも嫌な匂いがしてしょーもないんで、色々考えた末、
やっぱり辞めた方がいいな・・・と思い直し、後日ママに電話して
「申し訳ないけど通勤が徒歩で25分もかかり不便だから」
と言う適当な理由つけて断わる話をした。(事実)

しかしママは、しぶしぶといった感じで、
「...じゃあこっちで迎えに行けばいいの?」
と話すり替えられ、結局うちまで迎えに来る事になり...
またも、やうやむやにされ....^^;

ちなみに自分は、店のお抱えドライバーの送り迎えで
毎回出勤時も迎えに来てくれる話になったと思っていたが。
単に、ママ自身が車で迎えに来た感じで、しかも、その初日だけだった...w

しかも店に出勤してから、ママに
「家まで迎えに来いなんて言われたの、アンタが初めてだわよ」
と皮肉みたいな事まで言われる始末。

そもそも来いなんて言ってないし、こっちが
「やっぱり申しわけないけど(働くのは)辞めます」言うたら、
ママが勝手に迎えに行くって話にしたんじゃん・・・みたいな。

とにかく、そんなふうに話がどーもおかしいママなんで、
色々と腑に落ちない思いはあったが、金に焦っていたのもあり、
仕方ないので、とりあえずは、しばらくやってみる事にした。


...しかし、やはり嫌な予感は的中。

面接時の話では「うちは週4くらいで5時間以上働ける」といってたのに、
実際そのお店は客足が細く、お客が引くと数時間程度でもうサッサと店閉め、
女の子もサッサと帰してしまうわけ。
なので実際は、3時間程度しか出来ない事もあり、全然稼げない。

その上、その頃はママが求人を新しく出したばかりだったらしく、
面接に来た女の子を片っ端から採用していて、
登録性のごとく一気にゾロゾロと雇った女の子を、
競争のごとく希望者から早い者勝ちでシフト組み、
とっかえひっかえ順番に出してるようなやり方してた。

そんなだから当然、最初に話した希望通りの日数で出勤なんて出来ないから、
月に4、5万程度で生活費所か、家賃収入くらいにしかならないときたもんだ^^;

更に、ママの性格も相当厄介であった。
例えば仕事中も女の子に対しネチネチと余分な事言ったり、
普段も女の子に頭から怒りまくってたり、あるいは当人の居ない所で、
女の子の愚痴や悪口を、かわるがわる別の子にブチブチ言ってるような感じ。

勤務中も一言多いし、何かしら勝手に悪いように解釈して何か言うわ、
それをちゃんと説明しようとしても、自分の理屈ばっかり押し付けて、
人の話なんてまるで聞かないんで、もうお話にならない。

とにかく性格が本当に滅茶苦茶悪かったわけですよ。

しかも、システムにも色んな矛盾もあり、
(矛盾というか、面接内容は嘘ばっかりというかw)
まぁ、その辺は全部書ききれないんで省略...^^;

とにかく面接時とは全く話は違うわ、色々ストレス蒙るわで、
すぐにでも辞めたかったが....でも数日は働いてしまった事で、
貰えないと嫌なので、給料日まで我慢しなければならないハメに。
当然、給料貰ったらサッサと辞めようと思ってた^^;


しかし、働いている間、またママの態度がコロッと変わって来た...。
まぁ、アタシもやってるうち、すぐにブランク取り戻した事で、
要はママがアタシの仕事を評価してきたわけですよ。

そんで、
「みらいはBOXを複数任せても、全部切り盛り出来るから
　今後はメインで入ってやって貰いたい」
だとか言い始め、贔屓っぽい待遇になってきたんで、
辞めるって話も、なんか言い出しづらい雰囲気になってきた^^;

しかも、普段もママは、何か口を開けば
「○○(他の子)はホント出来ない」「あれはほんとダメで」
と他の子の愚痴ばかりブーブーいって、他の子に説教しまくってたんですが。

実際たしかに、女の子の数をゾロゾロとむやみに揃えてても、
殆どの子が見た目も地味だわ、席についてもロクに会話も出来ない子ばかり。
客を盛り上げる事はおろか、自分から話題をふって行く事も出来ないという、
殆ど人見知りな素人同然の女の子が多かったというか...

いぁ、むしろ素人でも、それなりに会話出来る子もいるんだけど、
要は、性格的にまず向いてない子が多数いたわけですよ。

だからこそ、アタシも、
「アタシばっか仕事やってるよ・・・汗。それで同じ給料なんてアタシ損じゃん」
と思ってたのは事実。

だからママの愚痴もわからなくもないが、そう言ったって、
そういう子達を判断もせず、片っ端からぞろぞろ入れてたのはママ。
だからこそ、なんでママは女の子選ばずクソもミソも入れるかなぁ...と思ってた。

今思うと多分、女の子を一気に数入れて、様子見て、
その中から出来る娘だけ残す....ってやり方してたんだろうけど。
でも「ママ」やってるなら、面接で相手の女の子と話した時点で、
この仕事向き不向きって事くらい予想できると思うんだけどね。

....ってか自分でさえ、入ってきた女の子と最初にちょっと言葉かわした時点で、
「ぁあ、この子向いてないな」とか「客商売自体無理そうだな」
くらいの事はすぐ解るからね...。

それだけじゃなく、その子の持ってる「女としての個性の部分」で、
お客に受ける受けない(あくまでも見た目以外の判断という意味でも)
という、ある程度の事だって予想出来る。

だからこそ、アタシも
「なんで、ママは、こんな向いてなさそうな子入れるんだろう・・・」
とか日頃思ったりしてた。

これは、アタシが特別そういうの解るって話でなく、
ある程度キャリアがあるお水の子だったら、
普通、そういう判断くらいは出来る事だから^^;

だってホステスの仕事って、即座に場の空気掴み、初めて話すお客さんの
おおよその性格まで即座に読む事が出来るからこそ、対応がうまいわけで。
やってるうち、そういう洞察力がどんどん長けてくる仕事だから。

だからママやってるくらいなら、ホステスの女の子以上に、
人を見る力は持ってる筈だから当然解りそうなもんだと思うけど。
しかも、そのママ自分では、元々銀座上がりとか言ってたんだけどねw

だぁからこそ、
"ぇえぇぇ?そうかぁぁぁ???　それでぇぇぇ?
この人、ホントに、それだけのキャリアあるのかぁぁぁぁ????"
って思ったわけよ...ホントあやしいわよ...w


まぁ、真相は今だに解らないけど。
しかし、そんな所だからこそ、アタシからすれば宛にされても困るわけ。
だって他の子より出来ても給料上げてくれる訳じゃなし、
自分も他の女の子と同じ立場なのは変らないわけだから。

つまりは、それも、
「ママが一人で勝手に、仕事の基準をアタシの能力基準に引き上げて、
　自分の判断で入れた素人同然の他の女の子と比較し愚痴言ってる」
ってだけの話。

大体ね、人間、他人に評価されたり褒められる為に仕事してんじゃないのよ。
自分の為、金の為にやってんだわw

...っていうか。
ほんっと自分で言うのもアレだけど、今思い出しても、
あそこアタシどんだけやってた?みたいな^^;

店が混んでたって、女の子達は動かないし、
しかも、ママなんてしらんぷりだったからね...。

その前に、どんなに店が忙しくても(連絡しても)
ママは遅い時間にならないと出て来ないわ、
やっと出てきた思っても、店が相当忙しいってのに、
来た途端、厨房の奥に引っ込んでじゃって、
椅子座って優雅にタバコ吸ってて何もしないわけですよw

女の子は自分で判断出来る子達じゃないんで、
ひとっところに座りっきりで全然動かないわ、
忙しい店の全体を見て、どうにかしよう...とかの意識の欠片もなく、
責任感だって、サラサラない。

それで、お客が「座れねぇよ」だの「注文が遅い」だの、
ブースカ言ったり、ただごねてても、すぐママが
「あんた言ってきて。あんたなら出来るから」
とアタシにばっか言ってくるから、
何か問題あるとアタシが殆ど客を宥めにいってたわ。

そんなふうに、アタシが一人で忙しい思いして、
あちこち切り盛りしてたようなもんよ。

ある意味、権限がないだけで、ちいママの役割やってたようなもん。
ホント、その分の正しい判断の時給換算して請求したいくらいだわw


...まぁ、そんな感じだったんで、だからこそ、
ママも他の女の子達に対しての風あたりが厳しくなっていったわけ。
そんで女の子に説教するたび、あえてアタシ引き合いに出して
「そもそもアンタ、みらい　みたいにこんなふうに出来ないでしょう?」
みたいな感じでダメ押しするような事ばっか言うわけよ。

アタシもそんな言い方されて他の子に逆恨みされても困るし、
とにかくそのママのやり方って汚いのよ。

アタシに対しては「アンタなら出来るから。他の子なんて」と、
周りの女の子否定しながら、アタシを色々持ち上げる事言ってきて、
それで、あれしろこれしろ、さんざアタシばっか構われてたけど。

そんなん人をいいように使ってるだけじゃん...なんて事は丸わかりなのよ。

他の女の子に対してもそう。
人を引き合いに出してダメ押しして、えこひいきする事で、
ムキにならせて頑張らせるような、そういう動かし方しようとしてる。

それでも尚、ママの思い通りに仕事が出来ないと、
他の子達に「アレはホントにダメ」とか
影で、その子の悪口ばりの愚痴を言いまくる。
その場にいない子の事を、かわるがわるに悪く言いまくってるから、
その店の女の子達は、皆ママにビクビク、ピリピリしてたわ。

更に接客中にまで、客の前で、女の子に対し、
「あんた、なんでそんな事してるのよっ」
とかいちいち何か突っ込んでるし、
説教する時も、その子のコンプレックスつつくような事
(太ってるとか、デブとか)わざと言ってたり、相当意地が悪いわけ。

そうやって女の子に自信なくさせた上で
「あの店なんてこんななんだから」とか
「キャバクラだったらもっと基準高いのよ」とか、
他の店を引き合いに出して言ってて、しまいには
「ま、あんたみたいなのは、よそ行っても無理よ」とか言ってるのよ。

つまり、
「アンタは他では何処にも使ってくれる所なんてないんだ」
「うちが優しいから使ってやってるのよ」
みたいに洗脳して逃さないようにして使ってるみたいなねw


....ってかさ....^^;
アタシからすれば、アタシ引き合いに出しても、
それはアタシの歳だから出来るってのもあるし、
若い子には若い子の受けるやり方とか売り方ってあるのよ。
(男に聞いてみなよっつうの^^;)

しかも、女の子のテンションとか自信とか笑顔ってのは、
そういうビジネスに置いては一番大切な部分なのに、
女の子の自信なくさせるような事言って叩いて使ってるなんて、
水商売のママの肩書きにもおけないわッ(怒

よくもそんな人がママなんてなれたもんだ　ってある意味ビックリだけど、
ま、たしかに違う視点で見れば、ズル賢い女だとは思ったわよ。
(50代後半くらいの、見た目　完全にオバサンって感じのママだけどね)

そんなんブラック企業によくある「奴隷育成方式」ってやつよw

アタシも、元々癖のある事業家系で育ってるから、
そういう経営者のやり方は育った環境で嫌というほど見てるからね。
すぐ解るわ。
(でも、うちの家系でも、そこまで直接酷い事言ったりはしてなかったわw)

そんなふうに人間の自信と尊厳を奪い、自分に逆らわないようにして、
時に、人情味もある部分(よく考えれば対した事じゃないのに)もチラホラ見せ
「本当はママも悪い人じゃないのかも」なーんて思わせたりね...
お得意のあるあるパターンw

そういうやり方って、人間心理を逆手にとった洗脳ですよ、洗脳。
そうやって人間の生気吸い上げるような使い方してる経営者なんて
人間のクズだわッッッッ...ぁあ、イライラする。


しかし、ここで生真面目な子は
「自分がたしかに能力がないから・・・」「出来ないから・・・」
と謙虚に自分を叱咤したり、
「自分がまだまだだから言われるんだ」「もっと頑張ろう!」
とか、マトモに聞いて頑張ってしまうのよね。
だから、そういう人間の思うままになってしまうんだけど。

そもそも、そんな手法にひっかかるほど、アタシゃ謙虚でもバカでもねぇw
しかもアタシゃ、元々そういう人間が大大大大ッッッッッッ嫌いなんで、
そういうママの性質にも、その店の女の子達の枯れたような空気も、
ほとほと嫌気が指してたんで、もうホントいつ逃げようって感じだったわw


しかし上記の通り、気に入られてしまい非常に辞める言いづらくなっていたw
(アタシゃ頭来ると、自分の出せるだけの実力出し切ってやるだけやって
サクッと辞める傾向あるんで、とにかく仕事だけは
全力でやってたってのが裏目に出たようなもん)

でも、早いとこハッキリいっとかないと、どんどん手遅れになるな...
と思ったので、そのうち辞める話切り出したんですが....

まぁ、想定通り逆ギレよ。
人のせいにしてブチブチブチブチ言ってて、
なんか、すぐに辞められない感がプンプンと。

しかしアタシも、こんな所だからこそ、
働いた分の給料くれなかったら困る...というのもあったので、
ママの都合も考慮する形で、それから更に1ヶ月程無理やり働いて、
その後に、やっと辞めれたってわけ^^;

...もうね、金くれなかったら、
絶対労働基準局でもいったろうと思ってたけどさぁ。

その辺も、あえて疑ってるのは隠しつつ、
スッとぼけたキャラで関係ない話のフリして、
さりげな〜く「労基がどうこう」みたいな話を持ち出して、
遠まわしに匂わせたら、ママもブツッと
「アタシはお金はちゃんとあげるわよ....」
とか言ってたんで、まぁ、全部貰えましたがね。


そんでも、最後の最後は気持ち悪かった。
アタシが辞めるって事をお客さんに話してた事が後々になってバレてたみたいで、
「アンタ、うちの客をよそに引っ張っろうとしてたんでしょ」
みたいな、いちゃもんつけられ、ネチネチ言われたりして。

ホント金もらえたとは言え、最後も最後まで、しつこいわ、
気持ちのいい辞め方は出来なかった所だったわ。
(ほっっっんと夜の世界は色々と始末悪い....)



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